~何故気持ちいい?~part3
こんにちは朋恵です☆
前回part 2で
タッチング(=手当て)の効果~について
お伝えしました。
今回も違う視点から
痛みのゲートコントロール説と香り・タッチング
(=手当て)についてです。
打撲や怪我をした時、その刺激は末端神経によって
脊髄から
>脊髄にあるゲート(門)が開いて脳へ
>痛みとして認識。
この痛みを感じる仕組みに香りやタッチング、感情が関係する事が分かってきました。
不安、恐怖の感情はゲートを開き、痛みを増幅する方向へ働き、長く続く痛みは交感神経を緊張させ新たな発痛物質を作り出す事も知られています。
一方、喜びの感情、高揚感、やさしく撫でる・さするなどの触覚刺激はゲートを閉じ、痛みを軽減する方向に働きます。
「痛いの痛いの飛んでいけ~♪」が効果的なのは言葉かけによる安心感やなでることで、ゲートが閉じるからです。
ゲートを閉じて痛みをブロック・軽減するという理論を「痛みののゲートコントロール説」と言います。
指先を切る、針で刺すなど瞬間的で鋭い急性の痛みの信号は、とても速く伝わり
あまりブロックされませんが、慢性的で鈍い痛みの信号は脳へ伝わるスピードが遅く、タッチングや香りの刺激でブロックされやすいのです。
また、心地よさを感じる香りや触れ合いは
鎮痛作用がある神経伝達物質(脳内モルヒネ)の分泌を活性化すると考えられます。
アロマテラピーで、できるだけ好みの香りになるよう精油を調合するのはその為です。